電気代が月500万円を超える事業所がやること

「毎月の電気代の請求を見るのが憂うつだ」というご相談が増えました。電気代が月に数百万円という規模になると、使い方の工夫ではもうどうにもなりません。

病院、宿泊施設、製造業、食品工場、遊技場、オフィスビル、温度管理のある倉庫。業種はさまざまですが、ご相談の中身はいつもほとんど同じです。

電気を使っているのは、人ではなく設備です

照明をこまめに消す、設定温度を1℃変える。こうした工夫は家庭ではそれなりに効きます。ですが設備が動きっぱなしの事業所では、話が変わります。

設備見るべきところ
空調24時間動かす施設ではここが最大。古い機種は効きが悪いのに電気だけ食う
冷凍・冷蔵食品を扱う事業所では止められない。劣化に気づきにくい
照明台数が多いぶん、まとめて替えると差が出る
モーター・コンプレッサー製造業では地味に大きい。インバータ化で変わる
変圧器(トランス)更新の目安を過ぎたまま使っている事業所が多い

ここを替えないかぎり、金額は動きません。逆に言えば、替えれば下がります。

設備の入れ替えに使える「省エネ補助金」があります

正式には「省エネ・非化石転換補助金」といいます。工場や事業所の設備を、省エネ性能の高いものに入れ替えるときの費用の一部が補助されます。

入れ替えの費用が軽くなったうえに、そのあとの電気代も下がる。これが、電気代が大きい事業所ほど効いてきます。

2つのタイプ中身
工場・事業場型工場や事業所をまるごと省エネ化する、規模の大きい取り組み。エネルギー使用量をどれだけ減らせるかを計算して申請します
設備単位型エアコン・照明・変圧器・ボイラー・産業用モーターなどを、対象として登録されている高効率の機種に入れ替えるもの。手続きは軽くなります

★金額と締切について(大事なところです)

補助率も上限額も、公募のたびに変わります。そのため、このページではあえて金額を書いていません。

2026年8月時点で、次回(3次)の公募は準備中です。最新は省エネ補助金のページと、SII(環境共創イニシアチブ)の公式サイトでご確認ください。

ここを間違える方が多いです

  • 契約・発注の前に申請してください。先に買ってしまうと対象外になります。これが一番多い失敗です
  • 対象として登録されている機種でないと使えません。「省エネ性能が高い」というだけでは足りません
  • 公募期間が短いことがあります。公表されてから準備を始めると間に合わないことがあります
  • 他の補助金と、どちらで出すべきか変わります。設備の種類と金額、時期によって有利な制度が違います

いまは「次の公募に向けて準備する時期」です

補助金は、公募が始まってから動くと間に合わないことがあります。見積を取り、設備を選び、効果を数字で示す資料をそろえるのに時間がかかるからです。

電気代が月に数百万円という規模なら、1回の入れ替えで戻る金額も大きくなります。いまのうちに、どの設備から手を付けるかを決めておくことをおすすめします。

御社の場合はどうか、お調べします

入れ替えたい設備の種類と、だいたいの金額を教えてください。使えそうな制度があるかどうかをお調べします。

対象にならないと分かったときは、その理由も含めて正直にお伝えします。無理に申請をすすめることはありません。相談は無料です。

→ 省エネ補助金の詳しい説明はこちら